ジャブスコ手動マリントイレの異常

マリントイレを使用時以外はスルハル吸入、排出を閉じる習慣がついていましたが、たまたま閉め忘れをしてしまいました。通常そのままでも大丈夫のはずですが、ボールに海水が半日でいっぱい、一部ビルジに流れ出す状態でした、
トイレは喫水線より多少高くホースは３０センチは高いと思いますが、
ポンピングの内部で何か破損しているのでしょうか、経験されている方、
事例、修理内容等わかれば、指導ください。
スルハルの吸入側を閉じれば泊まるので、排出の逆流ではないと思います。

ひょっとして、程度のことですが、
給水側ベントループがあまり高くないと、ヨットが揺れたり、うねりが来たときに給水側から海水が流れ込む可能性があります。ベントの不具合でサイホンが形成されると海水が連続して流れ込みます。もっとも、そのときは継続的に流れ込むので、今回の場合はベントが完全に閉じているのでは無いでしょう。

給水、排水ともに喫水より高いので、ベントははありません。
排水パイプを確認していたら、湿っていました。ベント付きで交換したところ、排水のパイプにはあちこちにピンホールでした。
交換しして様子を確認しています

ジャブスコ手動マリントイレに関して

ご利用のものはハンドルのツイストロックが付いているものでしょうか。
ハンドルのツイストロックの付いていない旧タイプのものは使用後バルブの切り替えレバーを「DRY」方向に倒しておかないとボウルに海水が入ってくることがあります。
分解してご覧いただくと分かりますがバルブの構造はゴムシートに重りが付いておりその重さで開閉する構造になっています。（開閉はバルブの切り替えレバーで重り部分を持ち上げて行います）
長年使用しているとバルブにスケールが付いて完全に閉まらなくなることがありますので分解して清掃するのもよいと思います。（取り付けるときにタッピングがバカにならないように注意ください）
うまく治らないようでしたら部品キットを購入するよりポンプユニットを交換したほうが安上がりです。
（ハンドルがツイストロックしない旧タイプをご使用でしたらツイストロックできるポンプユニットに交換することをお勧めします）
メーカーは海水が漏れることがあってハンドルをツイストロックに変更して水が入ってこないようにしたのではないかと思います。

昔、小生の隣の艇が吸水、排水バルブを閉め忘れ（便器の吸水バルブの切り替えが「WET」側になっていた）翌週ハーバーに来たら沈んでいたことが！（キールが海底に当たって完沈ではありませんでしたが）

ジャブスコの手動マリントイレを使用するときは下記に点に注意された方が良いと思います。
１） 使用後、吸水、排水バルブを閉めることを習慣にする。
２） 便器のバルブ切り替えレバーを「DRY」側にしておく。
３） レバーにツイストロックが付いている場合はハンドルを押し下げた後ロックする。
４） 退艇時に吸水、排水バルブ、及び便器のバルブ切り替えレバー、ハンドルロックを確認する

つたない経験ですがご参考まで。

ロック付きの新タイプです。以前ロックなしで分解修理の経験はあります。
オイルシールなども交換経験がありますし、ゴムシートの清掃製作の経験もあります。取り付けのＭ４のタッピングを馬鹿にして、貫通させてボルト締めも経験があります。
今回も交換キットを所有しているので、換えようかともおもいましたが、
とりあえずバラシテみました。
錘のついた弁の部分に小枝が引っかかって密閉ではない状態でした。
これを修理しても、まだ逆流していたため、
荷物を積みすぎで喫水が下がったなど疑いました。
結局、排水側の湿りから、パイプを交換し排水側にはループを作成しました。
取り外したパイプには、電気用の溶着テープであちこち補修されており、
ピンホールが出来たためにエアーが入り逆流か゛発生したと判断しました。
やはり、給排水のバルブの開閉がよいですが、忘れることもありますし、
ボールバルブの破損の話も身近にありますので、保険の意味でベントループを作成しました。