私も便利この上ない電子レンジの導入を考えていろいろ調べていました。結果は次の通りです。
まず、電子レンジですが、単機能(暖め・解凍のみ)で出力500W(消費電力1000W)まで(価格1万円以下)。関東と関西で交流周波数が異なる(50/60Hz)ので注意が必要です。これに対応するインバーターはサイン波出力のものが理想ですが、高価(100,000円程度?)なので、調整正弦波のもので十分でしょう。定格出力1500W以上の物が必要です。それから50/60HZと交流周波数を切り替えられるものの方が便利です。価格は3-6万円。レンジ利用時には100A程度の電流が流れますので、90Aのバッテリー一個では負荷が大きすぎます。配線もそれなりの物を使う必要があります。レンジを利用する際には2個並列で行い、更にエンジンを回しながら利用し、利用後もバッテリーが通常の状態に回復するまでエンジンを回しておく事がバッテリーケアとして重要です。インバーターの出力を上げても他に悪影響を及ぼします。このほかにも、舶用発電機、大出力ダイナモ、ポータブル発電機など、いろいろ考えてみましたが、コストパーフォーマンスあるいは収納、安全上「帯に短し襷に長し」です。いずれにしても、船で交流を使うのは短時間のみに限定する事が肝要です。
[2004年2月4日 11時3分0秒]