ブルーウォーター２５について。

　記事タイトル：ブルーウォーター２５について。　

お名前： リョウ　　

手元の資料によると（以下抜粋）

武市氏の設計の意図は、
「クォータートナー・サイズのボートに、
できるだけ快適な居住空間と、
容易な操縦性を持たせると言った条件を第一に踏まえた上で、
可能な限りの帆走性能を追求する」というコメントに明らかであろう。
その上で、外洋における居住性と操縦性の大切さを身をもって知っている氏の自負と責任感が、
あえて重量級本格派への道を選ばせたのであろう。云々・・・

ということで、あの重さは意図的だったのではないでしょうか。
私は古い船の中では好きな船の１つです。
あの頃はY25MkⅡとBW25はずば抜けてカッコよかったぁ・・・
懐かしいなぁ・・・(ToT)/~~~

[2005年1月16日 14時20分22秒]

お名前： アラン　　

ちょっと先輩様、

ありがとうございます。だいぶ理解できました。
つまり、レースのレーティングで有利になるように見かけの排水量を増やすため、というより、軽量化をするためにデッキ近くのハルを内側に絞っているということのようですね。
ただこれは一般論で、BW25の場合、そもそも2トン超の排水量になってしまっている
わけですから武市さんが本気で軽量化をデザインしたとは考えにくいですね。
だとするとその当時のレース艇のイメージをデザイン化したと考えたほうが
妥当なのでしょうね。
伺ってみたいと思いますが、かなわぬ思いです。
感慨深いです。
ありがとうございました。

[2005年1月16日 6時53分40秒]

お名前： 元気でした　　

ウサギが飛んでいる博多湾で遠くから見て楽しそうに走っとりましたな。
腰が強いんやと聞きました。しかし金魚みたいなあの形は好きになれま
せんでした。

[2005年1月16日 0時2分40秒]

お名前： ちょっと先輩　　

BW25の話題から少し逸れてしまうかもしれません。お許し下さい。

タンブルフォームは主にレースに用いるレーティング（ハンディーキャップ）の関係からだと思います。
現在主に使われているIMSやその簡易版のORCCレーティングは
速度予測プログラムVPPというものから速度予測しそれを積分しているようですが
その昔のIORさらにその前のRORCの時代のものは
形状のディメンジョンを計算式に当てはめて算出するレーティングだったため
いろいろなチーティング（抜け道）を行なったようです。
極端な例ではバンプを計測点に盛ったりと。。。
私はあまり詳しくはありませんがタンブルフォームもこのあたりの発想からだと思います。
詳しくは林氏の
http://syra.aero.kyushu-u.ac.jp/LectureSeries/Hayashi/DesigningYachts.htm#Rules
をお読み下さい。

[2005年1月15日 23時12分34秒]

お名前： アラン　　

IOR様、ちょっと先輩様、

ありがとうございます。だいぶイメージがつかめてきました。とっても勉強になります。
造波抵抗を減らすための努力があのようなデザインにつながっていると言うことですね。
でもタンブルフォームはあまり造波には寄与しないような気がするのですが
いったいどのような効果があるのでしょうか。ヒールの仕方(しにくさ）に貢献しているのでしょうか？

[2005年1月15日 22時26分21秒]

お名前： Kファン　　

たまたま行ったYBMでミニトンのBW拝見しました。
まさにジェット戦闘機の印象でした。
中は狭そうでしたが、カッコよかった。

ところでIORさま
文章途中で改行いただくと読みやすくなります。
お願いいたします。

[2005年1月15日 20時7分23秒]

お名前： IOR 　　

BW24!いいですね。一段持ち上がったキャビンハウスで殆どフラッシュデッキ。わたしも、いまだに好きなかたちですよ。あの頃のリンフォースの艇は本当に頑丈でしたね。勿論、BW-25も例外ではないようで。BW-25のトランサムはキュートでセクシーだと思います。

[2005年1月15日 19時19分53秒]

お名前： ちょっと先輩　　

IORさま。
フォローありがとございました。
話をそらしてしまったようですみません。IORさまのおかげでBW25のイメージが伝わっていると思います。
私はBW24が一番好きでした。初期モデルのスライドハッチがなく
盛り上がっている入り口はF1か戦闘機みたいで実用性はともかくかっこよく見えました。
ところで昨年行なわれたミニトンの選手権にはBW21が未だに現役で参加したそうです。
新しい艇もいいと思いますが、古い艇をきれいに現役で使うのも粋でいいと思います。
そろそろ木造、FRPに関わらず20年以上経過した船限定のレースが盛んになってきてもいいかななんて思ってます。

[2005年1月15日 18時6分52秒]

お名前： IOR 　　

流石は「ちょっと先輩」様。年齢は45から55－αだと、邪推しました。私はあのバッスルがとても嫌いで「スカンピ」に乗っていました。そうですね、当時のS&Sのは大きかった。その前の時代のピッコロ・クラスだと、逆にスムースですものね。IORもMkIIIになると、単にレーティングの為だけにあったような気がします。
すみません、トビがずれちゃいました。
ブルーウォーター２５は、レイズドデッキを採用してキャビンは高さもありましたが、レース成績はあまりぱっとしなかった記憶しかありません。もし、武市さんが生きておられたら、叱られるところでしょうが。

[2005年1月15日 16時28分0秒]

お名前： ちょっと先輩　　

「バッスル」について一言
あれは全く効果がなかったわけではありません。
重排水量タイプの船では逆位相の波消し効果はあったそうです。
当時のS＆Sの船を見れば明らかです。

BチャンスJrはそれならまっすぐに切り落としても同じだろうと水槽実験でやったのを、
１２ｍの実艇につけたのですが彼は基本的にレイノルズNrを理解せずに
水槽実験を実艇反映させたため失敗したと記憶しています。
そのためテッドタナーはクソだって先端は尖ってると（品がなくて失礼）
全くダメな自分の艇（MARINER)を酷評した記事が当時の舵誌に載っていたのを記憶しています。

かの林けんのすけさんが横山晃さんの弟子の時代に自設計自作の船を作り
バッスルの効果はなかなか教えてもらえなかったと大昔の舵に書いてありました。
あくまでも重排水量でできる造波の話で、その後のFARRなどの軽排水量タイプでは
概念が変わってくるため不要となるようです。
NZのACボートが取替え可能なものを採用したのも近い理屈だと私は思っています。

[2005年1月15日 14時53分15秒]

お名前： IOR 　　

タンブルフォーム：艇を前から（あるいは後ろから）みて、ワイングラスのように下1/3あたりにB-maxがある、ふくよかな船体です。
バッスル：ラダーの直前にあるふくらみで、もともとはタンカーに見られるようなバルバスバウとあいまって造波そして逆位相の造波、これでもって引き波をすなわち造波抵抗を軽減しようとするものです。結局はヨットのようなスピードではまるで効果がなかったようで、これは、かのエルブストロームが6mクラスや、ブリトン・チャンスが設計した12mクラスで証明されました。
プレーニング：波乗りしたらサーフィング。波のスピードを超えてくると、プレーニングです。
1/4トナー：決して排水量とか船体重量ではありません。IORのメジャーメントで、1ton,2ton,3/4ton,1/2ton,1/4ton,1/8tonというクラスがありました。今のIMSみたいな或いは前述の6mや12mのようなメータークラスと同じです。詳しく書くととっても長くなりますので、取り敢えず簡単に。

[2005年1月15日 13時56分25秒]

お名前： アラン　　

IOR様、

とても興味深いコメントありがとうございます。
ただ初心者の私としましては、いくつかのテクニカルターム不足により
理解しきれない下りがあります。次の用語を日本語で1言で言い直していただけると
だいぶ理解が進むと思うのですが、お願いできますでしょうか。
タンブルフォーム：
バッスル：
プレーニング：
1/4トナー：
勉強不足で申し訳ありませんがよろしくお願いします。

[2005年1月15日 13時18分13秒]

お名前： IOR 　　

MkIIの頃のデザインですから、当然タンブルフォームが大きく、水面下で急激に水線幅が小さくなります。深いバウセクションと、大きなバッスルが付き絞り込まれたスターンへと続きます。全然素直船型ぢゃない。ですから、当時としては上り性能が良かったと。下りは造波抵抗が大きく、絞られたスターンですから現在のデザイン艇のようにはプレーニングしてくれません。1/4トナーとしては大きいですから、重たいですね。おまけにマストは低くマストステップがほぼ中央に位置しますから、メインが小さくジェノアは巨大。ウエザーヘルムが強かったはずです。

[2005年1月15日 12時51分49秒]

お名前： アラン　　

LapuLapu様、

貴重な情報ありがとうございます。
しかし２５フィートで２トン超えるFRP船て初めて知りました！
きっとこの重量と３８％と言う高いバラスト率のおかげで
腰が強い船と言われているのでしょう。
でもどうしてこの船の上りの性能がクルーズ艇としては高い
といわれているのでしょうか？上りが強いと下りが弱くなるのでしょうか？
まだまだ多くのなぞが残ります。

いずれにせよありがとうございました。

[2005年1月15日 9時57分16秒]

お名前： LapuLapu 　　

全長・・・・7.70ｍ
水線長・・・5.80ｍ
最大幅・・・2.64ｍ
深さ・・・・1.5ｍ
重量・・・・2050ｋg
バラスト・・780ｋg

帆面積
　メイン・・・10.0㎡
　ジブ・・・・13.5㎡

設計・・武市＆パートナー
建造・・リンフォース工業

７３年から登場した1/4トナー
シャープなプロフィールのハルに比べ　大きめのドッグハウスを持ち
船内のアコモデーションも豊富で　レースもクルーズも楽しめる
ファミリークルーザーだそうです。

[2005年1月14日 21時14分37秒]

お名前： アラン　　

どなたかブルーウォーター２５に関して詳しい情報を持っている方がいらしたら
是非教えていただけませんでしょうか。
船長、船幅、排水量、バラスト重量など基本的な情報もさることながら、
そもそも乗ってどんな船なのか？
どんなことでも結構です。よろしくお願いします。

[2005年1月14日 18時48分22秒]

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