記事タイトル:ヨットのあれこれ 


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お名前: Shizuo.Hara   
原といいます。

亀レスですが見てますか?
15年ぐらい前に470に乗ってました。今は状況が違うかも
しれませんが、書いてみます。

1.波が高いということは結構、風が吹いていると思います。
  そのような状況ではスキッパーはトラベラーをまたぐか
  トラベラーの直後ぐらいでハイクアウトします。私は頻
  繁にメインを抜くようになるまではトラベラーを跨ぎ、
  抜くようになったら、後ろに行きました。クルーはスキ
  ッパーのすぐ前でトラピーズでハイクアウトします。そ
  のとき体の中心がマストの方をむいているので船に対し
  ては若干斜めになります。その結果2人の体の位置はか
  なり近づきます。
   波が高いときはピッチングモーメントを減らすために2人
  がくっついて乗ったほうがいいといわれますが、試したけど
  違いは良く分かりませんでした。そこが上手い人と下手な人
  の違いかな?上手い人の言葉を信じてくっついて乗ってました。

2.コンパスでは船の進行方向を測ります。スターボで走るとき
  数字が減ったらヘッダ(ヘッダって落ちるという意味ですよ
  ね)、増えたらリフト(詰まるという意味ですよね)。ポー
  トは逆。船の進行方向は風向きの指標です。上り角度を加減
  したら風向きです。コンパスを使うときの基本は何度で走って
  いるかを意識し記憶(記録)すること。マジックで手や、
  デッキによく書いてました。それでヘッダ、リフトを区別します。
  風は大まかに3種類の変化パターンがあります。1つは右に
  振れ、左に振れと左右に振れるパターン。安定したかせの中で
  はこのパターンが多いです。次ははどんどんどちらかに変わって
  いくパターン。夕方など風が変わるときに多いです。そして、
  予想がつかないパターン。丘風でいたる方向から吹くときなど
  ですね。そこでコンパスが有効なのは最初の2つです。クローズ
  で走りながら、今はどっちのパターン化を判断し、次に風がど
  っちに変わるかを予想します。つまり、左右に振れているパター
  ンで左に振れているのなら、次に右に振れることが予想されます。
  どんどん左に振れるパターンなら次に左に振れることが予想さ
  れます。次に風がどっちに振れるか予想したら、風が振れるほう
  に走ります。右に振れるのなら右に走ります。つまりポートです。
  つまり、次の風に変わったときに風上側になるほうに走ればい
  いです。(上マークがまだまだ遠いとき)
   しかし、コンパスを見てその値が信じられないのではないか
  と思います。コンパスの値がめまぐるしく動くがそんなに風は
  変わっているはず無いと思っていませんか?私もそういうとき
  がありました。それは船が風に対して一定の角度で走っていな
  いからです。コンパスを使う前に船を一定の角度で走るように
  練習したほうがいいでしょう。
   ちなみに470は順風と強風では上り角度が10度ぐらい(
  以上?)差が有ります。だから、タックして進む方向は90度加
  減したのではだめです。

3.リーチの調整はクローズのときですよね。風が強くなくてメイン
  を出していないときはリーチはメインシートで調整します。ブー
  ムバングには力をかけません。風の強弱の都度、リーチの形状を
  整えます。メインを出すほどかぜが強くなったら、ブームバング
  で調整します。それから、カニンガム、アウトホールを強く引く
  とリーチが開いたと思います。
   リーチの開き具合ですが目安はトップバテンの後ろのほうが
  ブームと平行です。私は多くの場合それよりもリーチを閉じてま
  した。風がかなり強いときはリーチを開いて風を逃がします。
   波が高くて落として走るときもリーチを開きます。波が無くて
  適当な風のときはリーチを閉じて、のぼり角度をよくします。
   昔のヘルムに上らせるときはリーチを開いてでもブームを中に
  入れるように書いてあったと思うけど、私はリーチを閉じたほう
  が上ると感じました。(リーチ以外にもいろいろファクターは有
  るだろうけど。)




 役に立ちますか?
[2000年10月18日 22時9分56秒]

お名前: コロ助    URL
お役に立てるかどうかわかりませんが、以前作ったかなりマニアックな資料を
HP上で公開しています。よかったら見てみて下さい。
[2000年7月3日 16時28分46秒]

お名前: たか   
1、基本的に風速に合わせたピッポトポイントで考えてフルパワーまでは、波に合わせてラフ、ベアしてクルーは波でできるヒールを起こしながら波にあがる時は後ろに行って、降りる時には
前に行く(スキッパーはピッポトポイントの定位置)。そしてオーバーパワーになったらスピードを重視して、スキッパーだけのハンドリングだけでOKだと思います。
2、コンパスをよく観察してゆっくり考えたら分かるはずです(メーカーによって違うよ)。
3、まず、バングを引いたらリーチが閉じる。次にカニンガムを引いたらドラフトの位置が前側に移動する。アウトホールはセールのフット部分を変化させる。引くと浅くなる。リーチはバングで調節します。フルパワーまではトラベラーがついてると思うからバングは引かずに、メインシートだけでブームをセンターに持ってくる(トラベラーの上下を使う)。フリーの時は、ブームが外に出るからリーチが開くのでバングを引いとかなくてはいけないけど、とりあえず引きすぎたらリーチが閉じてスピードが出ない(ここは自分のフィーリング!!)。オーバーパワーになり始めたらバングを引いてリーチがメインを抜いても開かないようにする。目安としては、トップバテンのリーチ側の端がバウの方向と一緒になる様に合わせる。リーチがブローの出入りで呼吸するように。
 頑張ってください。僕も頑張ります。
[2000年6月17日 1時15分19秒]

お名前: まつ   
ヨット部に所属する大学生です。まだまだ未熟ですが、いくつかの疑問にぶつかったので、
解決すべく、みなさんのご意見を聞きたいと思います。
1、波の高い海面では、スキッパー、クルーは体重をどこに置くべきでしょうか?
  バウをうかせるのか、波を潰すために前乗りをするのかどちらがいいのでしょうか。

2、上りで、コンパスを使うときの最も基本を教えてください。
  リフトやヘッダーでの見方、計り方がよくわかりません。

3、メインセールのリーチを変化させるためにいじるべきなのはどこどこで、どういうときに
  どうしたらどうなるかを教えてください。

こんな基本的なことをと思うかもしれませんが、我がヨット部は設立してまだ5年目で、
これでもかなり進歩したほうなのです。
何か他にも知っておいた方がいいと思うことがあれば、教えてください。
ちなみに僕の乗っているのは470級です。
[2000年6月16日 17時14分34秒]

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