2GMの始動時の異常な振動音

友人の２GM艇についての相談です。セルが回ってものすごい振動音がしてからエンジンが始動します。何かに当たってるような音なのでオーナーはプロペラシャフトがぶれてるんではないかと言ってますが、いったんエンジンがかかった後はデッドスロー回転から高速回転まで異常音は出ません。始動時だけです。それも毎回だそうです。クランクシャフトが折れてたらエンジン回るわけないでしょうし、いったい何の音でしょうか？

もう一つ気になるのがエンジン脇の壁面に付いているスイッチで、エンジン始動中は切らないで下さいと注意書きが貼ってあります。セルモーターのB端子につながるバッテリースイッチのように見えますが、ところが友人はこの艇（１GMから２GMに換装）を3−4年ほど前に中古で購入してから一度もONにしたことがないと言い、スイッチは購入時からOFFのままだそうです。もしこれがバッテリースイッチならOFFのままではエンジンはかからないはずなので何のスイッチか分かりません。このようなスイッチが付いている艇の方がおられましたら使い方を教えて頂ければありがたいです。尚、この艇は大小2個のバッテリーを使ってメインスイッチの１，２につないでるとのことです。
以上よろしくご指導お願いします。

エンジン停止中にシリンダーヘッドのガスケットパッキンが不良で、冷却水がシリンダー内に少し滞留して、これをセルモーター起動時に圧縮することになっていませんか。休止期間が長くなるとシリンダー内に滞留する海水、あるいは清水が多くなりピストンはこの液体を圧縮することになります。もし前期の状態であればセルモーターが焼けるか、ケーブルが発火するかもしれません。少しの海水等の混入であるから排気弁から押し出されている・・・・そしてその後は運転が継続される。エンジンオイルを抜き、水分の混入が僅かに認められるかもしれません。シリンダー冷却部とヘッドの冷却部の冷却水系を塞ぎ圧力テストして、圧力の低下時間を確認されることも必要かと感じます。

monozukisan
さっそくありがとうございます。冷却水がシリンダーに侵入している可能性があるなら放置しておくのはまずいので早めに対処するように友人に伝えます。

申し遅れました。原因を特定した内容になりますが、もしご友人が、シリンダーヘッドを取り外した場合は、作業に併せてヘッド本体とシリンダー側のカラーチェック(浸透探傷試験)も実施されることをお勧めいたします。

また申し遅れました。ミキシングエルボの内部の二重管を構成している部分の腐食の確認なども念のため大切と思いますが、排気管系設計時のサイフォン作用がいたずらしてエルボの腐食孔に影響したりしませんでしょうか・・・・・・。この場合は停止時のクランク角度(停止時の吸・排気弁のの開弁状態)により不調原因の症状が変わると思いますが。いずれにしてもミキシングエルボの点検も必要ではと感じました。思い付きで作文したことお許しください。

monozukisan
度重なるご指導ありがとうございます。
冷却水のシリンダーへの侵入トラブルはいくつか聞いて知っておりますが、個人的には出来ればかかわりたくないトラブルなので、そうじゃないことを祈るばかりです。ミキシングエルボーもウオーターロックも調べるように伝えておきます。

セルモータのクラッチ動作が悪く、クラッチとリングギアのかみ合わせがスムーズにいかず始動時異音が発生の可能性はないでしょうか？

dreamerさん
投稿に気が付くのが遅れ申し訳ありません。
セルモーターにはそういう不具合が起こり得るのでしょうか？もしそうなら、友人のケースはまさにそれに該当するような気がします。
友人とはまだ会えてないのですが、ご指摘の点伝えます。
ご助言ありがとうございました。

クランクシャフト折れていてもエンジンは掛ります。実際に見たこともあります。噴射時期ズレで煙がすごく、掛けるときのみでは有りません。
この現象でバラしてみると折れていました。
セルモーターの飛び込みだと思います、
セルモーターをはずし、軸の部分にグリスを塗りこみ
直接バッテリにつないで動きを確認し、
良好であれば組み付けて見てください。
健闘を祈ります。・・・・

kaitarouさん　ご指導ありがとうございます。

最初にmonodukisanからご指摘いただいたシリンダーへの冷却水の侵入については、クランキングから始動時迄の間に冷却水が圧縮されて激しい振動音がするというのがどうも腑に落ちず、前回乗艇時オイルの白濁も見られなかったので可能性は小さいかなという気がします。
それで、まずはdreamerさんからご指摘のあったセルモーターを調べたいと考えております。ピニオンギアの飛び出し不良か又はギアの欠損などで、リングギアとうまくかみ合わずに振動音がする。あるいは始動直後ピニオンギアが噛み合いから外れて戻る際にリングギアからスムーズに外れず振動音がするのかなあと考えております。
ただ、私は２GMは全くの門外漢で前回初めて見たような次第で、人のエンジンをいじる自信は全くないので、口先だけ介入し、実際にはオーナーのまわりの人がやることになるのだろうと思いますが、素人がセルモーターを外して点検できるものでしょうか？手順などありましたらご教授いただけるとありがたいのですが、よろしくお願いします。

そうですね、作業としてはヘッド分解より、セルモーターからの点検が簡単ですね。作業はネットから資料はいっぱい掲載されていまし、セルモーター自体の整備は簡単ですから記述は致しませんが、点検個所はソレノイドコイル、その他コイル等の点検、リンク機構、オーバーランクラッチなどですね、オーバーランクラッチの円滑作動がないとガチャガチャ音がすることは理解できますね。併せてコミュテーターブラシなども点検となるでしょう。何れにしても理論的思考で行えば誰でもできますから、良い結果をお待ちしています。

セルモーターの点検が簡単。作業はネットから資料はいっぱい掲載されて…とのことでしたが、web検索では全く見つからずあきらめてたら、BBSの過去の投稿から発見。http://blog.goo.ne.jp/gomachan/e/3c42b8e194da7ea22e5c208f32499f70
しかし、セルモーターを取り外しただけではピニオンギアは見れないようだし、中を開けることが出来たとしてもピニオンギア単品を取り外して交換できるのかわかりません。そこまでやって結局業者に頼むのなら最初から頼んでも同じことなので、本件ギブアップです。種々アドバイスありがとうございました。