Re: Re: バッテリーについての質問です。

こんにちはＵｔｏｐｉａさん。何時も勉強になってます。

さて

＞ヨットで使うメリットがあれば何方か教えてください。

の件ですが・・・・
私はディープサイクルを使用しておりまして、それなりにメリットは感じています。
但し使用目的により随分と差が出ると思います。

私の場合ですが、航行中にオーパイをはじめ、GPS・AIS・レーダーと比較的電力を使ってます。あと殆どの場合は日帰りセイリングです。
年間通して平均的に考えると、帆走中に平均4-6A程度消費し、半日のデイセイリングでも25-30A程度消費して帰ってきます。朝から夕刻まで丸一日遊ぶと60Aほどでしょうか。また、機走は殆どしないので減る一方です^_^;

一般バッテリは残量70％切るとエンジンスタートは出来ないと言われてます。深度放電すると物理的ダメージもあると言われてますよね。
そのためバッテリの事を考えると、５０％放電ぐらいに留めたいので（感覚的に・・です。詳細にテストデータを見た訳ではなく・・）、逆算すると120Aのバッテリが必要になってきます。
残念ながら私のフネは60Aクラスを３個積むのが精一杯なので、一つをエンジン用に温存し、2個を並列に使用してギリギリという感じです。
これが一泊二日とかになるとかなりキツイ話になってきます。

一方ディープサイクルですと完全放電させても帰港後にすぐ充電させれば復活しますので、同じ容量のバッテリでも2倍程の実容量になり、深放電のダメージも余り考えなくてよくなります。

あと、ボイジャーデルコなど、エンジンクランキングの大出力には向いてませんが、現実には2GMならば問題にはならない感じを受けてます。

そのような訳で、オルタネーター以外で満充電にする方法があるならば、２−３日のクルーズを上限に考えると結構便利に感じます。ソーラーや風力の有無、機走の頻度などの条件により最適解が変わってくると思うので、ケースバイケースなのではと感じてます。
また、例え専用充電器が無かったとしても8割程度までは充電出来ると聞きますので、それを差し引いても実容量は一般バッテリより上になるので全く無駄という訳では無いかとも感じます。


それと、これは随分前に実測したので詳細は忘れてしまいましたが、デルコボイジャーと車用一般バッテリを並列にして、オルタネータから充電する時にどういう電気の流れが生じるかを電流計入れて調べたことがあります。　確か、どちらかしか充放電共に電気が流れないようなアンバランスな状態だったと思います。デルコディープサイクルと一般液バッテリは最適充電電圧も違うし、内部抵抗も随分違う為かな？と想像しております。